2011年8月1日月曜日

小松梨津子さんによるクリス・バズビー博士の発言要旨

■コメント:小松梨津子 2011年7月17日

■ブログ:ハイロアクションより
 http://hairoaction.com/?p=707

●ECRR(欧州放射線リスク委員会)の代表者で議長であるクリスバスビー氏は、内部被曝の世界1の権威です。

●日本が今使っているICRP基準は駄目で、ECRRでなければ、国民の健康は守れないので、必ずユーストリーム等の配信で拝見させていただきます。行かれる方にお願いがあります。

●クリスバスビー氏がおられるイギリスには、尿から、全ての放射線核種の内部被曝の検出ができる機械とその検出技術が在ります。日本に福島に是非導入するようお願いしましょう。

●重要なことは、「ホールボディーカウンターでは内部被曝は数十分の1しか出ない」ということを知ること。日本の原爆症認定集団訴訟で内部被曝の専門家弁護団で連続勝訴されて来られた矢ケ崎克馬先生がガンマー線しか捉えられないから体内のアルファ線、ベーター線は捉えられないと警告されている。だが、内閣府大臣政務官の園田氏はこれらに23億円の予算を計上していると東電で記者会見をしている。無駄です。これにはつけないで、イギリスに在る全ての核種が出る尿検査の機械と検査技術導入を福島に茨城県に、宮城県に、東京に神奈川に静岡に福井に青森に九州に沖縄に北海道に富士山の自衛隊基地に置くよう運動しましょう。

●そうすれば、地下水のあらゆる放射性微粒子の検出にも役立つのです。汚染と疾病率は、むしろ地下水に比例して、空間線量では無いと、チェルノブイリを取材したNHK「終わりなき人体汚染」が、教えています。

●空間線量が低くても、空間線量が最も高い地域と同じく甲状腺がんや、白血病が多発した地域をNHK「終りなき人体汚染」で取材しています。だからこそ、地下水でも、あらゆる核種が計れるイギリスの機械の導入は絶対急務です。

●空間線量と地下水線量は比例せず、反比例の例が在るのは、なぜか。その理由は土壌。泥炭層と粘土層と放射性微粒子の浸透力に差が出るとウクライナは分析もしています。


●泥炭層は、放射性微粒子を含む雨水が浸透しやすいため、地下水の線量が上がり、空間線量が下がる。

●粘土層は放射性微粒子を含む雨水が浸透しにくいため、地下水線量は低いまま、空間線量が上がったまま。

●すなわち、空間線量と地下水の汚染とが、反比例の関係をつくる理由です。

●だから、疾病も、空間線量が低いのに、内部被曝で高濃度汚染地域と匹敵した。そのわけは、泥炭層で育つ牧草と地下水の引用による肉とミルクときのことベリーによる内部被曝と分析し警告しているのです。

●だから、逆もまた存在する。空間線量は高かったのに地下水は汚染されていなかったアレクセイの泉も在り、空間線量の高さに比例せず疾病が少なかった。

●今回の高濃度汚染牛肉も、避難地域までには至らない空間線量地域にでた。空間線量と地下水とは、比例しない関係だと言う事が、見落とされた結果ではないか。

●チェルノブイリを取材したNHK「終わりなき人体汚染」の実態検証で、最後には、疾病による汚染地図は、空間線量による汚染濃度地図とは違ってくるからと警告していた。いかに、地下水の汚染分布地図が必要か、そして、いかに、このイギリスにあるあらゆる核種をも検出できる機械が必要かということになる。

●さらに、このイギリスにある機械を使って、劣化ウラン238などの半減期45億年のものまで検出した例を見ることが出来る。[AML 17366]劣化ウラン被
曝の住民・元重要員が記者会見(NY州)]で検索して読んでほしい。すると、今回行われた「同位体測定」は、今まで米国のどの地域でも行われたことがないが、ランドール・パリッシュ教授をリーダーとする米国と英国の科学者たちの共同プロジェクトによって実現した。結果は、オンラインでもアクセスできる国際ジャーナル「Science of the Total Environment」に近く発
表される予定だ。とある。

  即ち、アメリカのオルバーニでのウラン弾兵器工場跡地住民4人の尿から、イギリスの指導のもと、劣化ウラン、濃縮ウラン、プルトニウムが、イギリスの検出機械で検査した結果、数値が出た。これらアメリカの市民4人は実名でネット告発しています。かように、イラクからの帰還米兵の尿も、イラクの子供たちの尿も、その内部被曝は、イギリスで調べています。

●ということは、この機械が在れば、劣化ウランも、プルトニウムもストロンチウムもありとあらゆる放射線核種の検査に有効なため、自衛隊基地で米軍が実弾演習地にどんな爆弾毒を累積し続けているか、放射線に関して一目瞭然です。

●今、日本政府でさへこの爆弾毒の地下水に及ぼす影響をつかんでいないと報道されています。地下水の放射性微粒子の検出技術に高性能のものが無い中で、市民は、実弾演習地のそばだろうが、原発の近くだろうが、ミネラルウォーターの取水地にしています。そして、検出技術の低い機械しかないから検出限界値が大きく、それで、「○○未満」と書くべきところを全て「不検出」と書いて売っている。しかも、セシウムとヨウ素しか調べていないし、セシウムのアメリカ基準は、0.111/Lに対して、日本は20/L.ただし、これは水道の場合で、最も狂いの根幹で在る「原子力安全委員会が決めた飲料水基準」では、放射性ヨウ素が300ベクレル/L、放射性セシウムは200ベクレル/Lと3月17日からした。しかも、調べられない核種も在る。これで、基準値未満だから、不検出と書かれては、赤ちゃんの健康は守れない。だからこそ、全ての核種が捉えられ、検出できるイギリスの機械と技術が必要で、是が在れば、この表記は、正せます。赤ちゃんの健康を守れます。

●NHKのチェルノブイリの「終わりなき人体汚染」は、「空間線量が低いのに地下水が汚染されている」ということが在りえる。その村を映像入りで紹介している。だから、「空間線量が低いから安心だ」と単純ではないと教えている。この番組を、NHKが、著作権を理由に国民に開放しないのは、犯罪に近い。国民へ本当の知見を高める機会を与えるべき使命を侵し、無知なままでいよと命じているに等しい。著作権より使命だ。こういう考えでなくては、公僕たりえない。国民の健康を守れない。だから、再度重ねて、「地下水汚染で、内部被曝が始まるから、このイギリスの機械と検査技術を導入出来るよう、みなさんの力を結集しよう。世界1の技術です。


■小松梨津子 2011年7月19日

  第1回と第二回でクリスバスビー氏から、分かったことをまとめます。
●まずは、尿検査だけでは内部被曝の量は過小評価されています。なぜなら、呼吸関係のリンパ線の中のウランは全て無視で過小評価になると言うのです。だから、福島や郡山の子供たちは、髪の毛を提出して、ドイツの検査機械で検査をすれば、アルファ線を出す物まで髪の毛を計測でき、体内の内部被曝を比率で計測できる。それ以外は、死後解剖計測になるとのこと。そこで、福島県や郡山の子供たちは、クリスバスビー氏に、髪の毛を提出し、髪の毛をサンプルにするドイツ検査で体内の内部被曝を、比率で計測してもらおう。ただ、有料だ。

●髪の毛によるドイツでできる検査方法を検査機械と技術ごと日本に導入したいと申し出たら、この機械は、「マイクロトレースミネラース」という。(企業名か、機械名かわからない)9万ユーロで、ディスカウントしても6万5千ユーロ。そして、年間3万ユーロの維持費がかかり、1ユーロは、112円位。約1千万。即ち、機械購入に700万位で維持費も300万位。最も重要なのは、この機械を使いこなす科学的見識を持った学者が必要で、その育成に、孫正義氏の東北震災復興財団から出してもらい、独立した検査機関の設立が必要だ。顧問にクリスバスビー氏になって頂くのが良い。だが、日本政府にも、地下水の検査をするための検査機器をクリスバスビー氏に依頼し、将来の日本に役に立つので、大きく展開もして頂くためにも、お願いしよう。

●このドイツの髪の毛を使う検査方法は、プエルトリコのビエケス島の住民が既にしています。「イズマエル・グアダルーペ、日本平和大会」で検索し、その中の、Ⅱ「ビエケス島民:アメリカの軍産装置の人質」A汚染、の中の13に、「ですから大西洋とカリブ海の風を受ける熱帯の島ビエケス島は、高度に汚染されているのです。工場も、石油輸送艦も、汚染をもたらすようなものは産業上あるいは商業上なにもありません。民間の汚染源やストレスはないし、栄養豊富な海産物や農産物を食べているのに、ビエケス島のガンの発生率はプエルトリコ全体の平均を26パーセントも上回っています。30歳以下の島民では、プエルトリコの青年の平均を50パーセント上回っています。医学的研究により、島民の髪の毛から水銀とウラン、子どもたちの分泌物からウランが検出されています。・・・」とありB7で、アメリカはビエケス島に様々な核実験をし、核爆弾を海に落としたとあります。下で確認してください
  http://www.heiwataikai.info/past_rally/00_nago/simpo/p_04.html

●そして、クリスバスビー氏の科学者としての態度の凄さをみたのは、第2回講演会松戸の最後で、科学者の嘘発言は、殺人裁判の偽証罪と同じで刑務所行きになると言っていること。山下氏は、崎山先生が、真実を知っているのに、偽証している。山下氏の、在る論文を見つけたと講演会で語られている。

●オルバーニの劣化ウラン弾の製造工場跡地住民の尿検査は、内部被曝量の過小評価で、ランドールバリッシュ氏の計測は、内部被曝量としては「信用できない」と。「彼がしたことは、ただ、尿の中のウランを計測しただけだ。これでは、内部被曝調査にはならない」と言い切った。クリスバスビー氏が、イギリスの防衛省の委員会のメンバーだった時に、ランドール・バリッシュという人物を良く見ていて、裏を良く知っているから言えるとのことだった。劣化ウランも、プルトニウムも、濃縮ウランも出たので、劣化ウラン検出技術の無い日本から見ればすごいと思えたが、クリスバスビー氏から見れば、それでも政府にすり寄り、裁判保障の話に?がっていった形跡が無いからなのだろうか。一方で、イギリス人で国際企業の軍需会社ハネウェルに勤めていた人は、15人の兵士よりも重く出た
  検査結果、以後、政府保証金もイギリス政府から貰えた。そして、何と、それを基に国際軍需会社ハネウェルを訴えた事がネットで見られる。そういう関連が在ると思われた。そこまでしなければ世の中を変えられないのだ。

●第2回講演会で、イギリスは、サリドマイド事件で足や腕が無い赤ちゃんが生まれた。その時の専門家の意見によって薬が売り続けられたことで、その人達は刑務所に入った。
  一方で、今放射線の場合は、科学者が嘘を言っても法律で禁ぜず、言い続けても問題にならない。1952年以後放射線と健康被害でかなりの隠蔽がされて来た。1959年の核実験のピークで、IAEAとWHOの合意があり、放射線による健康被害はWHOじゃなくてIAEAの分野とされ、チェルノブイリの研究がきちんとなされていない。健康と放射線に関する研究費を頂く方法が無い。

最近は、私と私のグル―プが、スウェーデンのカロリンスカや大学から欧州議会に癌と放射線に対する研究室を申請したが、EUによって、却下され、カロリンスカや大学出のオーラシオハンセンの全ての研究費が切られ、彼の研究室が閉鎖された。

2007年には20年間もの間放射線関係の研究室を構えていた私の仲間が、「レバノンでイスラエル軍とウランを使っていた問題を研究していましたが、その研究結果を発表して3週間で、研究室が閉鎖され、職を失った。殆どの場合、科学ジャーナルは放射線と健康に関する問題の掲載を拒否する。

今年は、バルト海が世界で一番放射線に汚染されているので、放射線汚染問題に関する研究申請をしたら、私の今迄の研究費はず部手切られた。それだけではなくて、ネットで私は誹謗され大学での在る程度の仕事を持っているのだが、大学や同僚にも私への攻撃が届いている。

  皆さんに意識してほしいことは、もう、独立した研究しかないのです。科学は、権力があって、金が在る人に買ったり売ったりするものになっています。だから、何かしようとすれば、自分でするしかない。と語られた。、

●ともかく、クリスバスビー氏のような方が、防衛省の委員となって、兵士の健康や国民の健康を守るポジションに着くというイギリスのデモクラシーの在り様と日本の違いを思い知らされた。

●第1回の講演の最後でクリスバスビー氏は、「私が、日本に来たのは、世界を変えるために来た。原発震災を見て、ちょっと立ち止まって、世の中はどういうところか、世界はどういうところか、考える機会になっている。マジックなのか、恐ろしいことに、もともと日本は最初の原爆を投下された国であったのに、再び(放射能の降り注ぐ原発震災が)起きてしまった。もしかしたら、日本は、世界を変えて行くきっかけを作れるのではないかと望みを持って、日本の皆さんとの交流をしているので、頑張ってほしいのです。と語った。


■小松梨津子 2011年7月30日

●第1回のクリスバスビー氏の講演会[早稲田]に、johukuji.nanaoarchive.com/top/?p=1606
  において、最も優れた講演内容が濃縮されて在る。

  それは、「内部被曝を中心に据える(ECRRのリスクモデル)」と比較して、「外部被曝を計測するガイガーカウンターを中心に据える(ICRPリスクモデル)」が、、現実面でどのように狂うかを、車のエアフィルター内の放射性微粒子の測定の科学的測定の方法の違いを使って、教える。人間の肺に起こる内部被曝と関連を持たせながら、きちんとICRPリスク評価の狂っている間違いを科学的に証明した。見事だった。

●クリスバスビー氏の語った「どのようにICRPが狂うのか。」「どのように、ECRRの見解は、ICRPと異なって、その問題を非常に注意深くクリアしているのか」この1点について、多くの科学的証拠を示しました。その1点に絞って、まとめます。

●英語ですが、ICRP元編集長ジャックヴァレンテインが、ICRP退職後、ECRRの科学部長クリストファーバスビーに、ICRPのリスクモデルは、DNAに放射線微粒子を中に取り込む結果、内部被曝で300から1000倍、間違っていると、自分の間違いを認めている。最初の39秒から1分にも、3分55秒から4分15秒にも、4分29秒にも出る。

●●Effects of Radiation Cancer
Risk Dr Christopher Busby Valentin Part 1、2と検索。ユーチューブで、みてください。必ずお願いします。観てください。

●車のエアフィルターは、ガイガーカウンターでは、内部被曝の恐ろしさは計測されなかった証拠を示します。

●ガイガーカウンターで計測をしている時に、マスクをしなければ、私達の肺は、車のエアフィルターのように、ガイガーカウンターでは出ないアルファ線のホットパーティクル(高放射性微粒子)を肺にいっぱい吸いこんで、内部被曝を受けているのです!と警告をしています!!!必ずこのまとめを読んでから映像を観て下さい。

johukuji.nanaoarchive.com/top/?p=1606
  で、映像を観ることができます。

●今から話すことは、2分野が在る。第1部はICRP(国際放射線防護委員会)とECRR(欧州放射線リスク委員会)の2つのリスクモデルを見て、それぞれが、人間の健康問題と放射性物質をどのように扱っているか、その違いを観る。この観点を持たないと福島や東京が、政府発表と違って、どれ程深刻か、理解しにくいからだ。

●第2部は、福島100キロ圏外4台と、東京千葉管を100日往復した週刊現代の車のエアフィルターを調査した結果をお見せします。それを観て、皆さんの呼吸による内部被曝の実態が計測に現われないことがわかる。
  そして、第3部に、次は如何したら良いかを示す・

●放射線の線量はkg単位あたりの吸収線量だけれども、1kg単位あたりの放射線量が問題になるのではなくって、「イオン化する電離する放射線問題」なので、「局地的」なのです。

●もしも、先程のエアフィルターを取って、ガイガーカウンターで、μsvで計っても、かなり低くて問題にならないでしょう。ですが、セシウム137や、セシウム134が、いっぱい入っていることが分かるのです。

●それは、チェルノブイリでも起こったことです。

●たとえば、1kgあたりの線量は炭の前に座って手を温めるようなこと。それに対して、非常に灼熱の如く厚い石炭のかけらを体の中に入れるくらいの違いが内部被曝には在るのです。

●ですから、いわゆる吸収線量を測定して安全域でも、体内被曝になると決して安全ではない。

●レントゲンを取ったり、昔の核実験だって被曝しているじゃないかという話とは全く違って、そういう訳で体内被曝と言うのは、非常に危険なのです。

●放射線と健康被害の分野では、広島長崎を基本に、今日本が使っているICRPのリスクモデルが出来ました。(だが、これも矢ケ崎先生の「隠された被曝」を読めば、床上1メートルの台風で土壌が洗われてからの調査で、さらにアメリカによる隠蔽があると書かれているが、クリスバスビー氏は知らない)

●ICRPモデルは、原爆で非常に大きな線量を一瞬にして受けた人のモデルです。このモデルが有効な場合は、体の中の1個1個の細胞が同じ線量を受けた時の話です。

●でも、今の福島震災の体内被曝になると、細胞によっては、非常に被曝し、ある細胞は全く被曝していないという事が起こっているのです。

●内部被曝になると粒子は小さいが、ホットパーティクルという高放射性粒子が、体内に入って、入った核種が、その廻りの自分の体の細胞を攻撃するのです。

●(23分)この写真は非常に小さい1ミクロンくらいのプルトニウム粒子が、ラットの肺の中に入って、アルファ線を360度出した放射線トラックが観えます。フランス原子力産業が映した写真です。

●このアルファ線を出している所は、非常に高い線量を出します。だが、他の所に行くと線量はゼロです。

●だから、体全体の線量になると非常に小さなものになるのです。

●だから、今、日本の人々に起こっている内部被曝の良いモデルとなって説明が出来る。

◆矢ケ崎克馬先生の「劣化ウランはなぜ恐ろしいか」で検索すると、3ページに、「ウランはどの同位元素も全てアルファ線を出して崩壊します。アルファ線の飛程は体内で、40μmつまり0,04ミリと小さく、かつ420万電子ボルトの大きなエネルギーを持っていることから、ウラン酸化物が体内に入った時に放射線被害は深刻になるとあり、4ページ頭にアルファ線の霧箱という道具の中の飛跡を映した写真を載せている。5ページには、左中段に、一発のアルファ線の到達する半径0.04ミリの肉球内の吸収線量は50ミリシーベルトと在る。

●第2部に入る。

●車は人間と同じく空気を吸っているから走行距離と車の排気塔等で計算できる。車のフィルターなら、気体となっているヨウ素131などの小さな微粒子はフィルターに引っ掛からないがもう少し大きい放射性微粒子の半分が引っ掛かる。東京と千葉を100回往復した車のエアフィルターと福島の100キロ圏外を走った車のエアフィルター4台分を送ってもらい、完全防備で検査をした。週刊現代の車も入って、イギリスに送って来た。

●まず、福島の車のエアフィルターをガイガーカウンターで計っても大して反応しない。

●スペクタルスコープでみると、すぐ、セシウム15と137が観られる。

●別のガンマー線測定器を使うと、セシウム以外にどういう核種が入っているか分かる。これは、別のラボ(検査をするところ。おそらく「MicroTraceMinerals」に送ってやってもらうんですが、200ドルくらいかかるのです。だから、しょっちゅうはできない。

●その結果として、フィルターの中の分裂核種は何かというと、セシウム134、137、Iodin131(ヨウ素)、Radium226(ラジウム)Potassium40(カリウム)Rhodium102(ロディウム)、Silver110(銀),Tellurium129
  (テルル)、Niobium95(ニオビウム)、Lead210,214,(鉛)、Thorium234(トリウム)、Bismuth214(ビスタ)、Uranium235(ウラニウム)が出ました。

●(6分50秒)もう一つ、特殊なプラスティックをフィルターに近付かせて、アルファ線を出すものが在れば、プラスティックに当たると、銃の玉みたいな小さな穴があく。そして、その後に溶剤を使って、一つ一つ小さな穴を観ることが出来る。この写真にあるのは、おとといやったので、皆さんが初めて観ている。これは重要な結果です。

●(8分26秒)ここに在るアルファ線の一つ一つの穴から一つ一つが500ミリシーベルトくらいなのです。

●(8分12秒)福島から取って来たエアフィルターには、ウラン235とプルトニウム239が入っていることが分かった。

●これは、一個の粒子なのです。(これとは、この写真に映っているほぼ円の全形を指す)

●この一個の粒子の中にたくさんのアルファ線を出している粒子が入っているのです。この粒子は、どのくらいかというと、0.5ミリで肉眼で見えるくらいの大きさなのです。

●特別なものでもなく電気のように光っているわけでもなく、ごくごく普通のほこりです。

●●東京と千葉往復100日のエアフィルターは、計算すると1立方メートルあたり、734ミリBg/?
●●1963年の核実験ピークの放射能降下物は2.7ミリBq/?で、
●●チェルノブイリの場合の放射能降下物は、8ミリBq/?でした。
●●●(14分)だから核実験のピークの空気と比べて東京は250倍の汚染で、チェルノブイリの約1000倍です。

●●福島の車のエアフィルター1台は6000ミリBq/?
●●福島の車のエアフィルターは、平均2500ミリBq/?Bqから3000ミリBq/?で、
●●福島の車のエアフィルターは、核実験の1000倍で、チェルノブイリの約3500倍くらいです。

●●でもどの車のエアフィルターを外部被曝を計るガイガーカウンターで計ってみても、0,2マイクロシーベルト/時くらいにしかならないのです。

●●●(16分34秒)だから、車を人間にたとえて、車のエアフィルターが何を教えてくれるのかというと、セシウムの核種だけで、0.3~0.5ミリシーベルト即ち、300~500マイクロシーベルトになる上に、ウランやプルトニウムが入っていることになると・・・さらにその上。

●●ECRRや、トンデル先生の、このエアフィルターを参考に、どのくらいの汚染度が在るかを計算するのに、セシウム137ならば、1μシーベルト=308KBq/㎡で計算して、それで、癌発症率がどのくらい上がるかを計算すると、100kBq/?に対し11%上がる。

●●チェルノブイリでは、100キロ以内の2μシーベルトで、

  ICRPは、2838人が50年で増える程度と試算
  ECRRトンデルは、10万3329人が10年以内に余計に増える試算
  ECRRは19万1936人が、50年で余計に増えると試算

●福島原発から100から200キロで、1μシーベルトならば、汚染度は低いが、
  ICRPは、3320人が50年で増えると試算し
  ECRRのトンデル先生は、12万894人が10年以内に増える試算
  ECRRが22万4623人が50年で増える試算だ。


●まず、何が違うかというと、リスク評価が違う。リスクモデルの考え方が違う。癌ばかりでなく心臓病などもある。チェルノブイリの内部被曝によって引き起こされたのは、循環器系、脳内の血液循環、呼吸系、消化器系、尿とか、不妊とか、骨と筋肉の問題とか色々な症状が出る(30分45秒)だから、ICRPモデルと違ってECRRモデルはかなり幅広くその他の病気も計算の中に入れている。

●チェルノブイリでは一人一人の寿命が10年縮んでしまった。


●(30分13秒)データーをみると、亡くなった人は、30代から40代までの間に亡くなったことが分かる。

●(30分)もう一つ、ラジウムに被曝した人はかなり研究されていて、線量はかなり大きめでも、癌発症率は大きく無い。

●後は、先天的な問題が出て来る。つまり、子や孫にまで問題が出る。

●これは、2007年のオーストラリアのクリスマス島の核実験のすぐあと兵士たちの間に数週間の間にすぐなったもの。これは、ジンマシン、インフルエンザ、目の問題、鼻血。爪の問題、奥さんの流産、子供と孫の奇形やお産の問題、これらが、起こった。

●●イギリスのウェールズ地方を研究したクリスバスビーの研究では内部被曝重視の実態(ECRR)は外部被曝(ICRP)の350倍違っていた。

●●スウェーデンのトンデル博士の研究では、内部被曝重視の実態(ECRR)は外部被曝(ICRP)の600倍違っていた。

●●かつてのICRP議長ジャック、バレンティン氏自身は、退職後、クリスバスビー氏とビデオ対談をし、その中で、内部被曝重視の実態(ECRR)は、ICRPモデルの900倍違っていると発言したのがネットで配信されていると語った。

実際●●Effects of Radiation Cancer
Risk Dr Christopher Busby Valentin Part 1、2と検索。
  で、確認下さい。


●日本政府は、間違っているICRPモデルを使っていては、民は救えない。
●政府は深刻に伝えないが、日本人にどれ程深刻かを伝えに来た。
●日本人に、かなり長いウランの分裂によって、人々が放射線にさらされる危険を知らせることも一つの目的だと語った。小松梨津子


■小松梨津子 2011年5月10日

子供の被曝について考えるのならば、これらのNHKドキュメンタリですでに放送した秀逸の映像を必ず見てから判断して下さい。
チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染 1-4
http://www.youtube.com/watch?v=4GcOF4prndE&feature=related

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染 2-4
http://www.youtube.com/watch?v=wk-rOLrRnx8&feature=related

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染 3-4
http://www.youtube.com/watch?v=sqG0_3jlU-Y&feature=related

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染 4-4
http://www.youtube.com/watch?v=TPGlJpQN4Kc&feature=related

こちらにも

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染 1-4
http://www.veoh.com/watch/v20916281en3xhCsQ

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染 2-4
http://www.veoh.com/watch/v20916282PsShZj7R

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染 3-4
http://www.veoh.com/watch/v20916285FP2rEwSk

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染 4-4
http://www.veoh.com/watch/v20916290fz7rN2An

また

【動画】NHK特集

汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~1_5.avi
http://youtu.be/PHeq8TfSRBM

汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~2_5.avi
http://youtu.be/8hXmoNuJHKs

汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~3_5.avi
http://youtu.be/Fgx1mcUgHnA

汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~4_5.avi
http://youtu.be/BiFTMaApEpw

汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~5_5.avi
http://youtu.be/ZK7T6BDiB1c

追記

NHKスペシャル 原発解体

http://www.dailymotion.com/playlist/x1lbr1_su7ynpy_nhkyyyyy-yyyy/1#videoId=xhphl5

原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~

http://video.google.com/videoplay?docid=-584388328765617134#

ビデオ・オン・デマンドを見る人は、

どんどんNHKにリクエストしましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿